「浴室乾燥機」を活用するとこんなにお得!?
2019.03.18CATEGORY:暮らしのコト
花粉の季節が始まり、洗濯干しに悩む方も多いのではないでしょうか。乾燥機を使ったり、家の中に干したりと対策を講じているものの、衣類のダメージやニオイなどの難点も否めません。そこで、便利なアイテムが浴室乾燥機。衣類乾燥だけでなくさまざまな機能があるようです。
浴室乾燥機は何種類ある?
浴室乾燥機は天井に埋め込むタイプと壁に設置するタイプがあります。天井タイプは真上からの送風なので衣類の乾燥には最適です。壁タイプは部屋に設置してあるエアコンのように風が送られます。衣類乾燥だけの機能ではないので、どちらのタイプがいいかは使用目的や住環境などによって変わると思います。また、ガス式と電気式の2種類があり、これもどちらがいいというのは家の構造や料金プラン、使用頻度といったことを含めて検討する必要があります。さまざまな項目を総合的に判断することで、自分の家庭に合うタイプを探してみてください。
花粉時期以外にもメリットがある?
湿気の多い浴室を乾燥させる機能がメインとなる浴室乾燥機は、カビ対策に効果を発揮します。浴室に窓がある場合は換気もしやすいですが、窓を取り付けられない設計になると必需品になるかもしれません。全員がお風呂から出た最後にスイッチを入れて乾燥させるだけでなく、誰かがお風呂に入ったあとに数時間誰も入らないといった場合にもこれをONにしておけば湿気がこもりにくくなります。また、雨が降ったときの雨具の乾燥もここでという方もいるようです。
また見逃せないのは暖房効果。温風を送ることで、脱衣所や部屋と浴室内の温度差を小さくすることができます。ご高齢の方がいる家庭では、ヒートショック(急激な温度差による体への悪影響)問題に着目している方も多いと思います。温度差を少なくすることで、体への負担も軽減できるかもしれません。
さらに子どもにとっても効果が。冬場の浴室は気温が下がるため、寒いからお風呂に入りたくないという小さいお子さんにも気温差が少なくなればお風呂に入りやすくなるかもしれません。逆に夏場のお風呂にも浴室乾燥機は威力を発揮します。涼風機能があれば、暑い夏の入浴タイムを快適に過ごせるのです。
そして、注目の衣類乾燥。花粉時期や黄砂の多い時、梅雨の期間にとても役立ちます。洗濯乾燥機で乾かすよりも衣類に負担をかけず、さらに室内干しにある嫌なニオイも発生しにくいといった嬉しいポイントがたくさん。
また、夜に洗濯物を干す場合は室内に洗濯物がある安心感や、夜露による湿気も防げます。入浴後の浴室を乾燥させると同時に洗濯物が乾かせるのは一石二鳥ですね。衣類乾燥には扇風機や除湿機と併用すると乾きが早いかもしれません。
デメリットをカバーする活用術
季節や天候による洗濯干しの悩みを解決し、浴室の乾燥対策という優れた機能がある浴室乾燥機ですが、多少のデメリットはあります。製品を購入するので代金がかかることや、工事などの費用面、そして暮らしの中での光熱費です。毎日外干しをすることに比べたら光熱費は高くなります。
しかし、金銭面のデメリットは、浴室乾燥機を上手に使うという節約術で少しカバーすることが可能です。例えば、花粉や梅雨時期の特定期間だけ利用したり、半乾きになったら浴室乾燥機に干して一気に乾かしたりなど、時間を短くする工夫をしてみてはいかがでしょうか。
また湿気が多ければ、乾燥するまでに時間がかかるため、入浴後の湿気を拭き取るようにすることもアイデアです。さらに製品機能を存分に発揮することも節約につながります。それにはフィルターからホコリやゴミを取り除くといったお手入れも必須。エアコンと同様にお掃除は欠かせないですね。
この手間もデメリットのひとつになるかもしれませんが、それにも勝るメリットが多いといわれるアイテム。賢く使う術を検討してみてください。光熱費は機種やガス式または電気式といったタイプにもよりますので、メーカーHP等をチェックして比較検討することをおすすめします。
利便性の良さで、今や新築物件にはあらかじめ装備されていることも一般的になっているほどの浴室乾燥機は、もちろん、あとから取り付けることも可能です。暮らしに“便利”をプラスするアイテムを上手に利用して快適な毎日を送ってみませんか。