冬の住まい方
2023.12.07CATEGORY:暮らしのコト
住まいの快適さは、そこに住む方々の生活の質を大きく左右します。冬の住まい方についてどのような点に注意して住むことが大切なのか、どのような改善をすれば快適な環境が得られるのか考えてみましょう。
【湿度を意識して、体感温度を上げましよう。】
*同じ部屋に長時間いると、実際よりも寒く感じたり、暖かく感じたりします。温度計や湿度計を置いて室内環境を「見える化」して、無駄な暖房の使用を控えながら冷えによる体調不良に気を付けましよう。
!! 除湿機やエアコンの除湿機能を使用しましよう。
【温度計を利用して、暖めすぎないように適正な温度管理をしましょう】
※温度計は室内の平均的な温度を測ることができる場所に設置して、窓際やエアコンの吹き出し口付近は避けましよう。
!! 暖房は健康と環境のため、室温17~22℃を目安に行い、エアコンの温度は必要以上に高くしないようにしましょう。
【暖房するときに、温度ムラがないようにしましょう】
●上下の温度差
暖められた空気は上に上がって、天井付近に溜まるので、足元との温度差が生じます。
!! 床暖房やホットカーペットは上下温度差を小さくする効果があります。
●室間温度差
部屋と部屋との温度差が大きくなると、脳卒中などの引き金になることがあります。
!! 室間温度差は5℃以内に収めるのが良いとされています。
!! サーキュレーターなどで室内の空気をまぜましょう。
●コールドドラフト・冷ふく射
コールドドラフトは、温かい空気が窓などで冷やされて床面に戻ってくることで起こります。冷ふく射とは、温度の高い物体から低い物体へ熱が移動していく現象で、窓が冷えていると、窓に熱を奪われて冷たく感じます。
!! 窓には床まで届く厚手のカーテンを取り付けましよう。防寒対策がしっかりとしている厚手のカーテンは、窓から入る外気の影響を受けにくくします。
【冬でも快適な家づくりを実現するためのポイントは「高断熱・高気密・換気」です】
●高断熱
高断熱とは、室外の空気の影響を遮断して、室内の熱を外に逃がさない機能です。
!! 断熱性能を高めるためには、外壁と内壁の間にグラスウールなどの素材でできた断熱材を入れたり、複層ガラスを採用したりして、外気温の影響を受けないようにします。
●高気密
気密性能とは、防湿シートや断熱材、気密テープなどで室内の隙間をなくし、部屋の空気が室外に漏れない機能のことです。気密性が高い住宅は高気密住宅と呼ばれます。
!! 高断熱と高気密はどちらか一方では効果が半減してしまいます。多くの場合は両方の性能を合わせて採用します。
●換気
気密性の高い家には、空気の入れ替わりがほとんど発生しません。そのため自然換気の代わりに積極的な空気のコントロールが必要です。そこで重要になるのが、換気性能です。
!! 暖かくなった空気を室内に留めておくことはもちろんですが、空気を上手に循環させることで、常に新鮮な空気を取り入れることができます。
暮らしや生活を快適なものにするには、やはり高気密・高断熱の住宅がおすすめです。空気の移動を抑え、冷暖房の効果を高め、効率的な循環を行うことで冬暖かく、夏涼しい家が実現します。
アスティークは快適で安全に健康的に暮らせる家づくりを目指しています。
冬暖かく快適に過ごせる家づくりでお悩みの方はぜひご相談ください。