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注文住宅ってどんなもの?-①

2019.04.19CATEGORY:

注文住宅と建売住宅というワードは知っていても、それぞれの違いについてはよくわからないという人がたくさんいるでしょう。注文住宅は自由度が高いことが広く知られていますが、実はメリットだけでなくデメリットもあるのです。注文住宅に関する知識を身につけて、家族が理想とする住まいを手に入れましょう。

実は注文住宅にも種類があるんです。

ひと言で注文住宅といっても、種類があることは意外と知られていません。注文住宅には、「フルオーダー住宅」と「セミオーダー住宅」の2つの種類に分類できます。

まず、フルオーダー住宅は、使用する木材や断熱材、窓の種類といった仕様から、新築に関わるすべての項目について、お客様が指定して計画する住宅のことをいいます。この場合、自由度は高い反面、かなりの建築知識が必要です。加えて、フルオーダー住宅の場合は、圧倒的に手間がかかります。しかし、完全に自分好みの、世界にひとつだけの住宅になるという点は最大のメリットといえます。また、フルオーダー住宅は完成までにある程度の時間を要するため、資金も時間も豊富にある、最高品質を求める人向けの建築ではないでしょうか。
一方で、セミオーダー住宅は基本的な仕様が予め決まっています。すべてをお客様が決定するフルオーダー住宅に対し、セミオーダー住宅はユニットバスや洗面台、トイレ、キッチンなどの住宅設備の色、外壁の色などをお客様が決めるものとなります。
もちろん、セミオーダー住宅であっても間取りはお客様が決めることができ、ご要望に応じて設備のグレードアップ・グレードダウンが可能です。知識や資金が掛からない手軽さから注文住宅ではセミオーダー住宅を選択する人が圧倒的に多いとようです。

また、建築会社側も、あまりにも手間がかかるという理由でフルオーダー住宅を嫌う会社が多いのようです。「注文住宅」という場合、ほぼセミオーダー住宅のことを指していると思って間違いないでしょう。なかには注文住宅といいつつ、この商品プランですと規格図面を提案している建築会社もあるため、お願いする際は注意が必要です。