火災保険の契約期間が10年から5年に!
2021.03.28CATEGORY:暮らしのコト
一般住宅向け火災保険の契約期間が現行の最長10年から最長5年間に短縮される見通しとなりました。
近年では突発的な自然災害の増加や将来の大地震の発生確率の問題など災害の予測をするのが難しくなり、保険会社でも将来の収支予測をしにくくなったのが大きな原因です。契約期間を短縮することで保険料の見直しを素早く行えるようにします。
住宅向け火災保険の最長契約期間短縮は初めてのことではありません。平成27年に最長期間36年から10年間に短縮されました。
火災保険の長期契約が廃止され、契約期間によるメリットも少なくなってしまいました。しかし、短期の火災保険にしか入れないからと言って保険料を節約できないということはありません。
節約①補償内容の見直し
更新機会が増えることで得られる一番のメリットは補償内容の見直しのタイミングが増えることです。更新ごとにご自分の家にとって必要な補償を見直せます。それに合わせて保険料を抑えつつ必要な補償を得ることができます。
節約②保険料を長期一括払いにする
保険料はまとめて払うほうが割引されます。月払い、年払いは1回の保険料は安く済みますが、トータルの保険料は長期一括払いのほうが安くなります。最長保険期間が5年間になることによって一括払いでも保険料が安く抑えられます。
一時の保険料の安さのみを優先すると、いざというときに必要となるお金を十分に確保できない可能性もあります。保険の請求ができる事故も意外と知られていません。
自然災害の増加などを受けての火災保険料の引き上げは、家計面ではマイナスと言えますが、もしものための備えとして、きちんと適切に加入しておきましょう。そのためにも定期的に見直しをするようにしましょう。