平屋もいいね
2023.05.19CATEGORY:建物のコト
ここ数年、住宅資材や土地価格の高騰で、従来よりもコストダウンした住宅に注目が高まるようになりました。家族のあり方やライフスタイルの多様化に伴い住宅ニーズも変化してきています。
実家じまいや終活などでモノを多く持たない、ミニマムな暮らし(必要最小限のものだけで暮らす)、サスティナブルな価値観を持つファミリー世代の成長の場として、趣味や余暇を楽しむDINKS世代の住まいとして、自分らしい暮らしが叶う平屋が注目されています。
そうした背景から70㎡前後までのコンパクトな平屋が新しいマイホームの選択肢として需要を伸ばしているようです。
マンションのように1フロアで生活が出来て、戸建てのように庭を持てる等、マンションと戸建ての良いところを兼ね備えている点も平屋の魅力と言えます。
平屋の建築を検討する上ではメリット、デメリットに目を向けておくことも大切です。
■メリット
*生活動線がシンプルかつスムーズ
平屋は階段がないので、洗濯・掃除など家事を効率よく済ますことができます。
*構造的に強い
上層階の重さがかからず、地震に強い構造が作りやすいです。
*階段スペースを様々な活用ができる
一般的に階段とホールをつくるスペースは4~5畳が必要と言われています。このスペースがあれば人気のある書斎、収納スペースなどを作ることもできます。
*家族とのコミュニケーションがとりやすい
子どもや家族の誰かが個室にいても、それなりに気配を感じることができます。平屋が生み出す家族とのコミュニケーションを取りやすい空間はとても大きなメリットになります。
*老後も安心なバリアフリー設計
高齢者になると階段を上がるのがきつくなります。場合によっては階段を上れなくなり2階を全く使わない生活になってしまうかも・・・
階段を上がらなくていい平屋は全体的にバリアフリーにすることが可能なので高齢になっても安心して暮らすことができます。
■デメリット
*広い土地が必要になる。
平屋を建てるにはそれなりの広さがある敷地が必要です。そのうえ土地が広ければ広いほど固定資産税が高くなり、基礎部分の多い家屋は資産価値が高いとみなされます。
*建築費用が高くなりやすい
平屋は2階がないことで建物の床面積が減るために坪単価が高くなってしまいます。
平屋で建てた場合、基礎部分の面積が広くなるため、工事に必要な費用が増えてしまい坪単価も上がってしまいます。
*外部から侵入されやすい
すべての部屋が1階であるため、防犯には気を付けなくてはならず、基本的には防犯ガラス、センサーライト、防犯カメラ等が必要になる場合があります。
平屋と2階建てではそれぞれメリット・デメリットが異なります。どちらが優れているということはありません。
ライフスタイルの変化に合わせて、快適に暮らすにはどうすれば実現できるのか、お客様の想いをお聞きしてアスティーク注文住宅はサポートさせていただきたいと思います。
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