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YKK AP 体感ショールームに行ってきました

2024.09.15CATEGORY:

最近、注文住宅の窓の数が減ってきた・・・・なぜでしょうか

■建物の断熱性能が上がる

家の中で窓など開口部は、最も熱の出入りが多い場所で、窓が多ければ多いほど断熱性の面では不利になってしまいます。

■プライバシーが守られ防犯面でも比較的安心

家の外側に窓が多いと、室内から外の景色を眺められ、開放的な空間を作れます。しかし外からも家の中が見えやすくなってしまうということになります。

■家具が配置しやすい

窓が多いということは、その分お部屋の何もない壁の面積が狭くなるということです。窓が少なく、壁の面積が多いお部屋は家具の配置の自由度が高い分、家具のレイアウトに困ることも少なく、生活の変化に応じた模様替えもしやすいのかもしれません。

それでも、やっぱり窓はほしい!!

窓を減らすと様々なメリットはありますが、そうはいってもやっぱり窓は必要。窓を開けてそとの新鮮な空気を入れたり、窓による明るさや開放感もいいなぁ

最近はサッシの断熱・遮熱性が格段に向上してるとのこと。

そうだ!窓の勉強をしよう!!

東京にある「YKKAP 体感ショールーム」へ行ってきました。

ここにはドアや引き戸・新商品の展示に加えて窓の性能体感ゾーンがあります。窓の性能の違いで、断熱・遮音・通風・換気効果がどのくらい変わるのかを体感できるのです。

室外が真冬の設定になっている5つの部屋があり、各部屋の窓の違いで室内温度や結露状況が大きく変わっています。室内に入っての体感とサーモカメラで見比べました。それぞれの部屋にはエアコンにて22℃設定の暖房室と非暖房室があります。等級2基準(アルミサッシ・単板ガラス)の部屋では足元がとても冷たく非暖房室はとても寒かったです。非暖房室のイメージは廊下や洗面所とのことで、これでは温度差によるヒートショックで体に影響が出てしまうでしょう。

等級7基準(内外樹脂窓Low-E複層ガラス)の部屋は全く寒く感じず、高性能の窓の実力を体感できました。

窓の性能の違いはカタログにも数字で書いてありますが、実際に体感をするとより理解が深まります。

窓の枠がアルミなのか、アルミと樹脂の複合なのか、樹脂だけでできているのかガラスの枚数は何枚なのか

窓でもたくさんの種類があり、選ぶ窓によっても家の過ごしやすさが左右されるんですね。

窓の性能体感ゾーンにも行きました。

■遮熱

単板ガラスから内外樹脂窓Loe-Eトリプルガラス(APW430)までガラスやフレームの種類が異なる窓が並んでいて、外が猛暑日の気温設定で中から触るとどう違うか体感します。

ガラスもフレームも樹脂窓なら熱くなく大きな違いにびっくり

■通風

引違窓とタテスベリ窓がそれぞれ取付られた部屋で窓を開けてから横からの風を通したらどのように空気が流れるかを比べます。

室内を加湿器でくもらせ、窓を開けるとあっという間にタテスベリの窓の部屋はクリアになりました。一見、引違窓の方が大きく開いているので空気がたくさん流れるのかと思いましたが、横から吹く風には開き勝手を逆にしたタテスベリ窓が適しているとのこと(ウインドキャッチ効果)・・・勉強になります!

帰りにはYKKAPさんのドリップコーヒーをお土産にいただきました。使っている豆はブラジルにある自社農場で栽培されたものを自家栽培しているそうです。

(このショールームはプロユーザー向けなので、一般のお客様は基本的にはご来場できません。)

高気密高断熱の家では、窓が性能を左右するほど重要とされています。せっかく高気密高断熱の家を建てても、窓やアルミサッシが熱を伝えてしまえば、室内の温度を快適に保つという性能は大きく低下してしまいます。20年ほど前と比べると窓ガラスやサッシの性能は良くなっていますがその中でもいくつかの選択肢があり、特に高気密高断熱の家では、外気の影響を受けにくい「断熱窓」を選ぶ必要があります。

補助金制度で国も「断熱窓」を推奨しています。

アスティークの注文住宅も性能を重視した断熱窓をご提案します。

もっと高気密高断熱住宅について知りたい方は、お気軽にお問合せ下さい。