LIFE IDEAS 暮らしのこと アイデアマガジン

ショールームに行ってきました

2024.06.21CATEGORY:

朝日ウッドテックのショールームに行ってきました。

ご案内していただいたのは、穏やかな口調と丁寧な教え方がとても素敵な店長さん。

「せっかくなので、素足でどうぞ」と靴を脱いで床材の上に乗って歩いてみます。「気持ちがいい!」。最終的には座って床をスリスリ・・・

実際に触ってみると触り心地も違います。ざらざらしているオーク・・木目を感じます。しっとりしているバーチ。つるっと気持ちがいいのはメープルやブラックチェリー、ウォールナットです。

次は「床材の種類」の説明です。

■挽き板フローリング・・・合板の上に2㎜程度の化粧材をのせた床材。安定性と肌触りのよさを兼ね備えたハイブリッドな床材です。それなりに天然木の厚みもあるので質感を楽しむことができ、合板に乗せているため伸び縮みしづらいそうです。

のこぎりで挽くので「挽き板」と言われるそうです。

■突き板フローリング・・・合板の上に0.3㎜~1㎜の化粧板を乗せた床材。無垢材や挽き板に比べて安価でありながら、表面に天然木を使用しているためシートフローリングに比べ木の質感が楽しめます。

ナイフで突くので「突き板」と言われます。

日本では、「靴脱ぎの文化」なので挽き板フローリングを使われることは海外に比べて少ないとのことです。海外では靴のまま家に入り移動するので、素材に厚みがある木材が求められるんですね。

【木材の経年変化】

天然木は、時を経るごとに色合いが変わっていきます。肌が日焼けするように、木材も太陽などの光を吸収し、時間が経つにつれてその樹種特有の色の変化を起こすそうです。暮らしの中で少しづつ色合いが変わり独特の風合いを醸し出していきます。天然木でしか味わうことのできない価値ですね。

ブラックチェリーは、色変化がはっきりしているそうです。使い込むほどにあめ色の艶を増していく色変化が人気の理由の一つです。温かみのある空間を作ります。

実際にショールームでブラックチェリーの床材を見せていただきましたが、貼りたての床材と、時間が経っている床材とではだいぶ印象が違いました。

※カタログは、出荷するときの色味に近いそうです。

逆に経年によって色が淡くなっていく樹種がブラックウォルナットだそうです。最初はダークブラウンですが時間とともに柔らかく落ち着いた印象に変化していきます。

※太陽光は、木材に強い影響を及ぼし色の変化の進行を早めるので、直射日光が当たる床面はできるだけカーテン等で遮るように心がけることが重要です。

時間が経つにつれて色変化をする天然木は、暮らしの中で一緒に年齢を重ねていく愉しみが味わえます。床材を選ぶ際に、色の変化の仕方もポイントの一つなんですね。

人気の床材の色を聞いたところ、ブラックチェリーと並んでオークも人気とのことでした。特にふしのあるタイプが人気です。明るい色味で、木目もくっきりしています。色味的には取り入れやすく、ナチュラルな印象が良いです。虎斑(とらふ)と呼ばれる、虎の斑紋のような模様が出るのもオークの特徴。この斑紋は樹齢100年のオークだけに出るそうです。

上の画像はオークです。左がスタンダード、右がふしありのタイプです。

色の変化や触り心地など気になる方はぜひショールームで経年変化の様子や、それぞれの違う木材の表情を実際に見て触って確認してみることをお勧めします。説明を聞きながら商品の質の良さ、商品へのこだわり、木材の良さを伝えたいという朝日ウッドテックさんの想いが伝わってきてとてもいい勉強になりました。

最後に悩んでいる床材のサンプルもいただけます。30㎝×30㎝のサンプル・・肌触りや色を家に帰ってからゆっくりと検討できます。

お客様がどの床材を選ぶのか楽しみです。

家づくりにはぜひショールームをご活用ください。見て触れてその商品の良さをダイレクトに感じ取れます。