お風呂に窓は必要?
2023.11.26CATEGORY:暮らしのコト
これまでは、当たり前のようにお風呂やトイレに窓がありました。
でも、最近お風呂やトイレに窓を付けない施主様が増え始めています。
気密性、断熱性が重要視され始め、24時間換気システムが義務化され窓を開けなくても換気ができるようになりました。このような時代の変化で窓のあり方が変わってきているようです。
そこで、お風呂の窓ありメリット・デメリットをご紹介します。
【メリット】
*お風呂が明るくなります。
浴室の窓があると、採光がとれて、お風呂が明るくなります。日中、明るい日差しの中での入浴は、リラックス効果が期待できるようですよ。
設計Kくん:日差しの入り方、入る時間が、窓の方角・位置によって変わります。できるだけいっぱい明るさを確保できる間取りを考えます。
営業Aくん:仕事の時間帯が不規則なご家族がいて朝に入浴しなければならない場合でも窓があれば電気を付けなくても採光が取れるため入浴時間が快適になります。
*お風呂の換気がしやすい
お風呂の窓は、急速な換気に向いています。カビキラーなど使用後のにおいが気になるものを使ったときにも、窓があればすぐににおいを逃がせます。
涼しい風も取り入れられるので、半身浴など長時間湯船につかった後にクールダウンしたい場合は窓があると快適です。換気扇だけでは温度調節ができません。
営業Fくん:自然な換気は電気代がかかりません。電気代が節約できるのもメリットの一つです。
*浴室が広く感じます。
お風呂に窓があることで、視覚的に浴室内が広く感じます。浴室内が広く感じられると開放的な気分になります。開放的なお風呂はリラックス効果を高めます。
設計Kくん:窓の位置は高めにつけるなどして、最低限の防犯対策を考えます。
【デメリット】
*防犯・プライバシー対策が必要
お風呂が低層階にある場合など、窓があることで隣家や道路からの視線が気になります。入浴中のシルエットが窓に映らないか、覗かれないかなど心配です。
設計Kくん:必ず現場に行き、隣家などの距離、視線を確認しながら設計します。お風呂をはじめ、各部屋の周りからの目線が気にならない窓の位置を考えます。
営業Fくん:お風呂の窓は閉め忘れが多いそうです。換気をしたらしっかりと鍵を閉める習慣を付けましょう。サッシの外側に面格子などを付けるのもおすすめです。
*断熱性が下がります。
窓から熱が逃げてしまうことで、浴室内は冷えやすくなります。特に冬の寒気の影響を受けやすく、温度が下がりやすくなります。
営業Fくん:費用はかかりますが、断熱効果の高いサッシなどで対策できます。
*掃除の手間が増えます
外から砂ぼこりなどが侵入してレールにたまるのでこまめな掃除が必要です。湿気や結露によって、窓のサッシやパッキンにカビが発生しやすいです。
サッシには凸凹があるため、掃除に時間がかかります。掃除の苦手な人や共働きで忙しいご家庭の方はこの手間は少し苦になるかもしれません。
営業Fくん:掃除のルーティーンを作るなどして、まめにお掃除するしかないですね・・
お風呂に窓を設置すると、自然採光・自然換気ができたり、開放的な気分になりリラックスできるといったメリットがあります。その一方で、断熱性や防犯面が低下してしまったり、掃除が面倒になるというようなデメリットもあります。
お風呂の窓については、メリットとデメリットをよく考えましよう。ほかの人にはデメリットと思えることでも生活のリズムや立地環境によってはデメリットにならない場合もあります。お風呂に窓が必要かどうかは自分のライフスタイル、環境も踏まえて考えることが重要です。
お風呂はゆっくり湯船につかって一日の疲れを落とす場所です。お風呂が素敵な癒しの空間になるようにメリット・デメリットを参考に考えましょう。
気軽にアスティークまでご相談ください。