床は大事
2021.08.03CATEGORY:暮らしのコト
くつ脱ぎの文化における様々な生活を通して日本人は「床」を全身で触れ、感じています。
床は、手足が触れる機会が多いのに感染症対策としてあまり意識されていません。
座って洗濯物をたたむ、テレビや映画を観る、ゲームをする、筋トレやヨガなどの運動など家の中では床の上でいろいろなことを行っています。
咳・くしゃみ・会話による飛沫は、空気の動きが止まる夜間、最終的に床に着地し広がります。床に着地したウイルスを含んだ飛沫は数日の間、感染力を持つとされているため、飛沫がついた床に触れてしまうことで感染リスクが生まれます。
床を清潔に保つには、定期的なお掃除と合わせて除菌にも気を付けることが大切です。フローリングの正しい除菌方法をご紹介します。
フローリングの除菌掃除には、次亜塩素ナトリウムや界面活性剤などの成分が含まれた洗剤がおすすめです。アルコール系の除菌洗剤は、ワックスがけしたフローリングに使用するとワックス成分と反応して白濁してしまう恐れがあるのでご注意ください。
次亜塩素ナトリウムや界面活性剤が入った洗剤を高濃度で使うと、シミをつくる恐れがあります。各洗剤の使用方法をよく読んで希釈倍率等をご確認ください。
1. 除菌掃除の前に必ず表面の汚れを取りましょう。
フローリングの表面に、ウイルスや菌以外にも手足の脂分からつく皮脂汚れなど様々な日常汚れがついていると、せっかく除菌剤をつかっても効果が出ません。除菌掃除の前に、まず掃除機でごみを取り除き、床用洗剤で日々の汚れを落としましょう。
2. 2.3日に1度は除菌洗剤で拭き掃除をしましょう。
汚れを落としたら、除菌効果のある洗剤を使って拭き掃除をしましょう。
ウイルスや菌を広げないように、一方向にしっかりと拭き取ります。洗剤成分が床表面に残っていると、木材の成分と反応して黒ずみができる恐れがあるため成分をしっかり拭き取りましょう。
除菌洗剤によるお掃除は、頻繁に行うほど効果があります。帰宅して最初に通る玄関周りなどは毎日お掃除してもいいかもしれません。
たくさん除菌したほうが安心とはいえ、頻繁に拭き掃除するのはなかなか大変です。そこで注目されているのが「抗菌・抗ウイルスフローリング」です。
ウイルスや菌は、増殖したときに人に悪影響を及ぼします。抗ウイルス・抗菌フローリングは、ウイルスや菌の遺伝子を包む外側の殻を壊すことで無害化し、その数を減らしたり増殖を抑制します。抗ウイルス・抗菌剤はフローリングの表面塗料に含まれていて、フローリングに落ちてきたウイルスや菌に作用し、長時間にわたって効果を発揮することができます。
抗ウイルス・抗菌剤には古くから抗菌素材として使われてきた「銀」や、酸化チタンを主な材質とし、光を当てることで性能を発揮する「光触媒」などが使用されています。
抗ウイルス・抗菌フローリングとお掃除による除菌を組み合わせることより安心して過ごしていただけます。
アスティーク注文住宅で標準仕様となっている朝日ウッドテックの床材は、すべて高い「抗ウイルス・抗菌」性能を持っています。
●エンベロープ有り、エンベロープなし、どちらのタイプのウイルスにも効果を発揮します。
●光がなくても効果を発揮します。
●天然木の意匠性は変わりません。
●抗ウイルス剤はSIAAの安全基準を満たしています。
※SIAAとは・・・抗菌製品技術協議会
【協議会の目的】優良な抗菌製品の提供
消費者に「安心と信頼のシンボル」として、ガイドラインを満たした製品に対して「認証マーク」の表示ができる制度。
これらのマークはフローリングに限らず様々な商品に適用されていてトイレやキッチン設備、医療用製品、公用交通機関の社内など。1000種類以上の製品に登録されています。
抗ウイルス・抗菌性能を待ったフローリングは、住まいの床を衛生的に保ち、より安心・安全な生活空間と暮らしの実現に貢献します。
菌とウイルスは似ているイメージがありますが、菌は自己増殖できるのに対しウイルスは自己増殖ができないなど、その構造や増殖の仕組みは異なります。そのため、抗菌性能のみのフローリングではウイルスに効果がない・・という場合もあります。アスティークでは各種仕様や各製品の性能等もプレゼンにてご説明させていただきます。
これからの「超」衛生的な暮らしのためにお手伝いさせていただきます。是非お気軽にお問い合わせください。