ニュース

2020年10月以降から、火災保険の最長保険期間が10年間から5年間に短縮されます。

これは保険会社の想定を超える大きな災害が多数発生したことで、保険金の支払が増加して収支の均衡を保つことが難しくなってきていること、保険料改定の適用が早くなることの二つのことが要因とされています。

火災保険期間の最長保険期間が短縮されることで、保険契約者にはメリットとデメリットがあります。

■メリット

・火災保険の契約を見直す機会が増えます。

　契約内容を確認する頻度が増えるため契約内容を忘れにくくなります。また補償内容がより時代に合った内容のものに保てます。

■デメリット

・保険料の負担が増えます。

　火災保険の保険料は、なるべく長い期間の保険料を一括で支払った方が、保険料が安くなります。

　保険最長契約期間が短くなれば保険料の割引率が低くなるため、保険料の負担が増えます。

また、同じタイミングで火災保険料の値上げも予定されています。最長保険契約期間が短縮される前に、火災保険を見直しして、長期契約を行い値上げの影響を受けにくくするのもよいかもしれません。