遣り方
2023.10.01CATEGORY:NEWS
遣り方(やりかた)とは・・・基礎工事の前に、柱や壁などの中心線や水平線を設定するため、杭を打って作る仮設物のことです。
実際の建築物の位置・高さ・水平の基準となる重要な工程です。この遣り方が間違っていると、建物自体も歪んで建つことになります。建物の位置が少しでもずれてしまうと、斜線制限に引っかかったりと建築基準法に適合しない住宅となってしまうことがあります。なので、建物の位置はミリ単位で正確に出す必要があります。
とても大事な工程で、監督、職人さんの腕の見せ所なのです。
(1)境界線をわかりやすくします。
(2)建物の位置を確定します。
(3)木杭などを打ち込み、高さの基準を決めます。貫板の高さを設定して水平に止めていきます。
木杭にレザーレベル(水平測量に使用される測量機器)を使用して、標準の高さに印をつけます。Fくん遣り方修行中!
(4)貫板を回したら、そこに水糸を引きます。
(5)建物外周に張った水糸の交点の対角を測り、直角を出します。矩出し(かねだし)といいます。対角の長さが同じだと直角ということになります。
(6)最後に高さの確認をします。水糸の位置や高さが施工の基準となるため、最後に図面などを見て確認します。
遣り方が完了するとこの状態になります。
これから配筋工事(基礎コンクリート内部の骨組みになる鉄筋を組むこと)、型枠設置(生コンクリートを流し込む作業)などの工程を経て基礎工事完了となります。
家を建てる上でとても大事な基礎工事。次は家の形が出来上がってくる木工事へと進んでいきます。
完成が楽しみですね!ワクワクします!!
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